第39夜「腹話術師の友人」(二〇一九年三月十六日) 腹話術師である男は、窮地に立たされていた。彼の呼び掛けに相棒が全く反応を返してよこさないのである。今までにも時折返事をしないことはあった。眠っていたりだとか、機嫌を損ねていたりだとか。しかし…
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